たいしたこと書いてないブログ

慎ましく暮らす平民の備忘録。

禁煙して3年半が過ぎました

2016年の6月にタバコをやめてから3年半が経過しました。

禁煙は上がり続けていた価格と、世間の「タバコを叩く事が正義」となり始めていた風潮に耐え難いものを感じてとにかくやめようと思い立ったのがきっかけでした。

禁煙を始めた日時は今でも忘れない2016年6月26日月曜日の朝、最後に吸ったのはホープライトで当時は1箱230円(2020年2月現在は1箱260円)でした。ショートホープは1箱10本入り、1日で2箱ペースだったので10日で20箱、1か月で60箱。月に約14,000円をタバコに使っていました。

ホープファミリー | JTウェブサイト

どうやったら禁煙できるか?周りの人に聞いたりネットで調べたりしましたが「これなら絶対うまくいく方法」は見つかりませんでした。と言うかそんなのありませんでした。(無人島やタバコが入手不可能な場所で暮らすとかは別として。)

自販機でもコンビニでもほぼ24時間入手可能な日本で禁煙するには今なら言えるこれしかないの「自らを律する」のみです。

よく聞く禁煙外来は一定の期間、医師の指導の下に徐々に喫煙量を減らしながら最後はゼロにすると言うものです。以下に禁煙の成功率について触れていますが「禁煙 成功率」でググると沢山のサイトがヒットします。しかし依存度の高さや禁煙に取り組む方法により全然数値が違います。禁煙外来でプログラムを完了して一度はタバコを止めた人も1年後の再喫煙率は35~40%だそうです。

自分の経験則からもそれくらいのイメージ禁煙外来で一度は止められても1年後には4割がまた吸う」んです

clinicalsup.jp

自力のみ、つまり一切の治療や禁煙パッチなどを利用しない場合の1年後禁煙継続率は6~8%程度だそうです。だからもし自分が出来たら褒めてもいいんじゃないかと思いました。

まあでもこれって不良が更生すると褒められるけど普通の人からするとそもそもがよろしくない状態だった人が普通になっただけで褒める価値なんかないと言う感覚と全く同じです。なので仮にうまくいっても禁煙成功アピールだけはしないでおこうと固く誓いました。

ぼんやりながら禁煙にあたり決めた方針は以下の通り

  1. 自力、精神力のみでやめる
  2. 禁煙している事をアピールしない
  3. 禁煙が成功したらなるであろう自分を常に想像する

特に3はそれまでの自分、「常にタバコを切らさないよう残り本数に気を遣う」「ライターは何かの時に備えて2個持ち」「喫煙出来る場所を移動の度に探す」などが不要になるんだと言い聞かせ、禁煙のメリットをメモしていつも持ち歩き(以下リンク)

sugu-kinen.jp

健康になることとお金が浮くこと、それと何より何か分からないけどここ何年かずっと感じている後ろめたさから解放されることをイメージしていました。

朝起きるたび、コーヒーを飲むたび、お酒を飲むたびはたまた移動のたびに吸いたくなる衝動を歯を食いしばってひたすら我慢し、タバコを吸う夢に飛び起きて夢だったことに胸をなでおろし、タバコを忘れるためにランニングを始め、徐々に喫煙への欲望が薄れて前に吸いたくなったのがいつか思い出せなくなった頃に禁煙を始めてから1年が経過しました。

自力で1年間禁煙が継続出来た6~8%(諸説あります)の人間になりました。

そして今2020年ですがあれからタバコは吸っていません。余談ですが禁煙した人からよく聞く「タバコを止めると食べ物がおいしく感じる」は一切分かりませんでした。止める前後で変わらず何食べても美味しいです。

禁煙のメリットは言わずもがななので割愛しますが、デメリットははっきりしていて休みの日の朝、起きてすぐにコーヒーを飲みながらの一服は至福のひとときでした。ここで一週間がリセットされる大切な時間でしたがそれが無くなった事です。